サッカーと戦争

サッカーワールドカップ カタール大会で日本代表はドイツ、スペインに勝って決勝トーナメントに進出したものの、1回戦で敗退してしまったが、国内ではその余韻が残っていて、もう次以降の大会での新しい歴史作りについて語られ始めている。

筆者は日本サッカーを審判員という立場で支えていることもあり、強い興味を持って試合や結果を見ているが、どうしても心の底から楽しめない理由の一つに、今この間も戦争が行われていることが挙げられる。

それが影響したか、先週末から上映が開始された戦争映画、『ラーゲリより愛を込めて』を見た。現実に起きたことを基に書かれた本を映画化したようだが、その内容、映像を通して考えさせられた。

10年以上に及ぶ強制労働、特攻隊等に従事し、無念にも命を落とされた多くの方々が、今を生きている我々を見たらどう思われるだろうか。いろんな問題が山積している日本だが、その当時に比べれば食べ物に困ることはなく、空襲におびえることもない(ミサイルは気になるが)。

どのような理由にせよ戦争には賛成できないものの過去は変えられないので、そう遠くない過去の日本でも起きたことにも目を向けつつこの先も先人に恥じないよう、しっかり生きなければならないと思った。

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