FP:日本人の平均寿命(ライフプランニング)
厚生労働省から令和3年簡易生命表が7月末に公表された。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life21/index.html
日本にいる日本人について、調査した年の死亡状況が将来に渡って変化しないと仮定し、死亡率や平均余命などの指標で表し、毎年公表されている。
・令和2年と比較し、各年齢とも平均余命が0.1年ほど低下。
・女性の平均寿命は引続き世界一位(87.57年)。
・男性は女性より6年短い。
筆者が社会人になった平成3年との比較で、平均寿命は約5年伸びており、当時は定年60歳、年金の支給開始年齢は男性60歳・女性57歳であった。
現在は、定年は65歳(+70歳までの就業確保措置の努力義務)、年金の支給開始は原則65歳(60歳からの繰上げ(最大24%マイナス※1)75歳まで繰下げ(最大84%プラス※2)可能)。
しかし、2022/9/28水の日経朝刊一面トップに書かれているように、年金支給額はこの先下がる方向であることはほぼ確実。老齢基礎年金は現在の月6.5万円弱であるものが将来月5万円ほどしかもらえない。(サラリーマン、公務員等の方々は他に老齢厚生年金が勤務時の稼ぎに応じてもらえる)
老後の生活充実のため、また災害や病気など不測の事態への対応のために仕事をしている間に今まで以上にしっかり準備しておかないといけないという、極めて当然のことに帰結するということに感じられました。
※1 1962年(S37年)4月2日以降生まれの場合
※2 1952年(S27年)4月2日以降生まれの場合