天然ガス

WSJ Jan 12,2021によれば、LNG(液化天然ガス)の価格が、北東アジアで急上昇していて、コロナ禍で需要が急減した昨年春頃の価格の15倍になっているとか。

理由は、気温の低下による需要増と、輸送船の不足。日本海側では大雪に見舞われているのはご存じの方が多いとは思うが、北京でも先週、50年間で最も低い気温になったとのこと。輸送船不足に関して書かれていたのは、パナマ運河の渋滞。通過に1週間以上待たされているため、南アフリカの喜望峰を迂回し、メキシコ湾から東京へ17日程かけて輸送している船もあるらしい。

天然ガスの輸入量は日本が世界一((一社)日本ガス協会 2018年度実績)で、その使途は約6割が火力発電用、3割が都市ガス用(エネルギー白書2019年版)なので、日本経済への影響が気になったので、輸入元を調べたところ、

多い順にオーストラリア、マレーシア、カタール、ロシア(経済産業省 2030年/2050年を見据えた石油・天然ガス政策 2020.12.8 P.3)となっていたため、現段階でも米国やその近辺からの輸入はそれ程多くはないのではないかと予測され、この記事に対する日本経済への直接的な影響は甚大ではないと思われるが、日本の電力の需給量が99%までひっ迫しているというニュースは気がかりだ(FT Web版でも速報されている)。

ちなみに、消費量では日本より中国の方が多く、米国、ロシアに次ぐ3位(BP Statistical Review of World Energy 2019 P.34)

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