新型コロナワクチンと情報セキュリティ

The Wall Street Journal Dec 17,2020には、FDA(全米食品医薬品局)が先週のPfizer-BioNTech製の新型コロナワクチンに続き、米Moderna製のワクチンを承認しようとしているとの記事が出ていた。世界が警戒している脅威に対しては朗報だ。少し前の記事には、治験を除く最初の新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた、UKのMaggie Keenanさん(90歳)、USのHealth care workerであるSandra Lindsay氏が写真付きの記事で大きく報道されていた。

そのコロナワクチンに関連して、Financial Times Dec 14によれば、FDA(全米食品医薬品局)宛に新型コロナワクチンに関する資料を提出する際は、一瞬で完了するデータ送信ではなく、FBIによるUSBスティックの“手持ち”が行われているとのこと。同紙翌日付記事では、米国の連邦政府機関、企業等に対するスパイ行為の広がり度合を、世界中の諜報機関が調査しているとのことだった。

さらに、同記事では、先週日曜、米国Fortune 500の大半の企業や国防総省を含む連邦政府機関が利用しているソフトを通じて、機密性の高いITシステムへの侵入された可能性があると警告が発っせられたようだ。新型コロナワクチンに関する情報を盗み取ろうとして、いろいろな機関が暗躍しているものと推測される。

それが原因で、世界が注目する脅威への対抗手段としてのワクチン流通に悪影響を与えており大変残念である。日本人が接種できるようになるのは来春前後との報道があるが、同じようなことが日本で起きないといいなとつくづく思う。

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