液化天然ガス(LNG)のEU横流し

日経2022/2/10朝刊2面に日本が調達した液化天然ガス(LNG)を米国からの要請に基づきUkraine有事の際にEUへ融通することが報じられていた。FTによると既に一部タンカーは今月中にEU到着予定とのこと。

気になったので2021年エネルギー白書を参照したところ、
・世界のエネルギー消費は米国が最も多い(約2割)
・LNGの輸入に関しては日本が世界で最も多い(約2割)
・但し日本の単位当りLNG調達価格は欧米の2~4倍
等と読み取れる。

また、同白書によると、日本のエネルギー自給率は10%強で欧米と比べると極めて低い中、1年前の冬季電力需給ひっ迫が再び起きはしないのか、いくらでEUに販売するのか、現在の調達国は横流しを了承しているのか、EUはロシア以外のLNG産出国から何故買えないのか、等いろいろ不安や疑問が沸く。

風力や太陽光などの再生可能燃料への代替や原発の再稼働がなかなか進まず、他国よりも高い値段で買ったLNGが横流しされることで、この先の日本のエネルギー事情は大丈夫なのか、大変不安な内容に感じられた。

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